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コラムテーマ「デザイン

ショップツールを「つくることから、つかいこなす」前編

2013.10.10

先日の記事でショップツールを作成するにあたって、
コミュニケーション戦略の目標を設定する必要がある、と書きましたが、
今回はさらに突っ込んで
ショップツールを使いこなすと言うことについて考えてみます。

 

まず、前回の記事でも触れたように
コミュニケーションのゴールからメッセージしたい内容を設定します。
そして、メッセージの内容に最適なツールを選択します。

 

ツールを選択するということは、
コミュニケーションの接点を選ぶと言うことです。
店内でのコミュニケーションなのか
あるいは店外でのコミュニケーションなのか、
それともweb上でのコミュニケーションなのか、
コミュニケーションする場所や時間によって
選択するツールは当然変わります。

 

また、情報を開示する範囲によっても選択するツールは変わります。
伝えたいメッセージが既存のお客様に向けられた内容であれば、
DMやメールマガジンのようなものになりますし、
より、広くオープンに伝えていきたいということであれば、
webやチラシといった具合です。

 

※ツールの選定に関しては、イメージしやすい部分なので
ついつい先に決めてしまう所だと思いますが、
メッセージの表現を考えたのあとに考えた方が
メッセージ自体がぶれないので、
個人的には一番最後に考えた方が良いと思います。

各ツールの特徴に関してはこちらを参照ください。

 

 

次にメッセージをよりよく伝える為の表現を考えます。
この表現において大事なポイントは3つです。

 

メッセージを
誰に伝えたいのか?
なぜ伝えたいのか?
伝えた相手にどうして欲しいのか?

 

では、まず誰に伝えたいのか?

ということから考えていきたいと思います。

この誰にというのは、
ターゲットと言われる部分です。
ここが曖昧だと、表現がぼやけてしまいます。
反対に、ピンポイントでターゲットを絞りすぎると、
ユーザーのパイが小さくなってしまいます。
価値観の多様化が進む中で、
明確なターゲットを設定することが、
非常に困難になっているのも事実です。
では、ほどよくターゲットを設定する為にはどうするか。

そこで、おすすめしたいのが、
女性ファッション誌です。

 

女性ファッション誌は、
実にたくさんの種類があります。
10代向け、20代向け、30代向け、40代向け・・・
といった具合に年代によって紙面構成が異なります。
そして、同じ30代向けの女性ファッション誌だとしても
「リンネル」と「AneCan」のように、
趣味趣向の違いによって読者層が異なり、
誌面のデザイントーンが変わってきます。


「リンネル」は大人ナチュラルといった感じですし、
「AneCan」はかわいい大人女子といった感じです。
このように、
女性という大きな枠の中でも
年代による違い、
生活スタイルによる違いによって
分別されているのです。

 

つまり、
お店のコンセプトや店舗のデザイン、利用者層から
相性の良さそうな女性ファッション誌を考えると、
自然とお店のターゲットが見えてくるのではないでしょうか。
そして、それが見えたら
意図的にお店の利用者層と異なる
ターゲットを設定することも出来るようになる、というわけです。

 

今回のコラムは思いの他、
記事の内容がなかなかディープになりそうなので、
続きは次回に

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